はじめに

東京の奥座敷、青梅で代々金物商を営む家に嫁いで25年あまりになりました。東京都とはいえ、ここ青梅は山と川に囲まれた緑豊かな街。祭を愛し、うつろう四季の日々を楽しむ心豊かな暮らしがあります。そのような毎日の中で長い年月愛されてきた、ぬくもりのある心やさしい日本のくらしの道具を皆様にお届けしてゆきたいと思っております。
左のスケッチは大正時代初めに撮られた当店の写真から描きおこしたものです。屋号の釜屋のとおり店頭には大釜が飾られていました。当時織物業で栄えていたこの地で、主に染め物用に売られていたということです。